現在公開中の是枝監督作品『海よりもまだ深く』。
主演の阿部氏は、ギャンブル狂で小説家になる夢を捨てられず、妻子に逃げられたダメ男を演じています。
生活のため探偵事務所で働いていますが、これがなかなかの悪徳探偵。
浮気調査対象者と裏取引をして証拠をもみ消すわ、人妻と不倫をしている高校生を恐喝するわと、やりたい放題なのです。
悪徳探偵の手口
映画で描かれているような悪徳探偵の裏取引や、不倫証拠をネタにした恐喝は、2007年の探偵業法施行以前は多くありました。
今はこのような裏取引や恐喝は、少なくなった印象があります。
今(昔)も多いのは、調査をやらずにやったことにして、大金をだまし取る手口。
たとえば、浮気調査を何百万円といった大金で受けながら、現場の建物の写真だけ。
建物の写真を撮って、「旦那さん(妻さん)は現れませんでした」と、ウソの報告をするというものです。
消費者センターには、年3,600件を超える探偵トラブル相談がきますが、「調査が不十分」というサービスの品質に関する内容がトップです。
映画にも登場する水増し請求
『海よりもまだ深く』で、阿部寛が勤める探偵事務所「山辺興信所」の所長、リリー・フランキーも悪徳探偵。
依頼人が帰ったあと、お土産にくれた果物の詰め合わせを見ながら、「10日分も水増しされているとも知らないで」と笑うシーンがあります。
この水増し請求というのは、映画の話だけでなく、今も多く行われています。
勝手に延長して、(実際は調査自体やらずに)追加料金を請求する手口。
「万全のために」と調査員5名分の見積もりを出し、何百万円という依頼料を取っておいて、実際には1人を現場に行かせたりする手口。
このような悪徳行為を、モグリではない探偵業届出をしている業者がやっているのが現実。
『海よりもまだ深く』の悪徳探偵は、調査自体はまじめにやっているので、その点は多少マシともいえるでしょう。
現実の悪徳探偵は、調査をやらずに水増し請求するので最悪なのです。
ちなみにKEN探偵事務所では、このようなやらずボッタくりや、水増し請求等の悪徳詐欺行為は一切ありません。
これは口先だけで言っているのではなく、完全透明制、つまり依頼人に可視化を保障する独自システムを敷いているため、インチキのやりようがないのです。
調査をする探偵が、直接お客様を専任担当しているのがポイントです。
リアルタイム報告、現場同行可能など、透明性を担保した独自システムを、契約書に書いて保証しているのがKEN探偵事務所です。
騙されないためにはどうすればよい
悪徳探偵事務所にひっかからない為には、会社の規模やホームページのキレイさで選んだり、魅力的なキャッチコピーを真に受けないことが肝心です。
何よりも
・途中経過や実際にプロの探偵が契約書にある人数
・真剣に調査をやっていることをリアルタイム
・完了後の調査報告書でも確認できる
・透明性を保障してくれる
このような探偵事務所を選ぶことが大切なのです。
KEN探偵事務所は『海よりもまだ深く』に取材協力しています。
映画全体は感動作品ですが、阿部寛さん・リリー・フランキーさんの悪徳探偵ぶりも見ものです。
ぜひ劇場でご覧ください!
http://gaga.ne.jp/umiyorimo/