依頼人の妻は専業主婦。
対象者の夫は、都内にある大手企業の管理職。
妻は、昔この大手企業のOLで夫とは職場結婚でした。
その妻が、夫の同僚であり妻本人の友人でもある女性社員から、夫が不倫していることを聞いたのは3週間前。
妻とこの女性社員はかつての仕事仲間で、退職した今でもたまにお茶をする仲でした。
この女性社員は、偶然、池袋で夫が部下の女性と腕を組んで歩いているのを目撃していました。
その浮気相手は20代後半で、神奈川県の実家から通勤しているとのこと。
依頼人妻は、まだ幼い男の子が二人いるため、できれば離婚はしないで相手と別れさせたいという希望。
浮気の証拠を掴んだら、夫を反省させて別れさせて、浮気相手には慰謝料請求しようと思いました。
万一、夫が浮気相手と一緒になるために離婚を迫ってきた場合、調停・裁判に勝って慰謝料を取り、親権と十分な養育費、 また有利な条件での財産分与も考えていました。
そして、KEN探偵事務所に夫の浮気調査を依頼したのです。
部下の結婚式のあと浮気をする夫。尾行する探偵
調査当日、夫は中野サンプラザで開かれている部下の男性社員の結婚披露宴に出席。
妻は、夫が披露宴のあと浮気相手と密会すると睨んでこの日を選びました。
ちなみに、情報をくれた妻の友人の女性社員によると、浮気相手はこの結婚披露宴に招待されていないとのことでした。
17時30分：探偵二名が結婚披露宴会場で張り込み開始。
（結婚披露宴は16：00には開宴していた）
約1時間後、披露宴会場から招待客が続々とロビーに出て来ます。
探偵は、その招待客の中に夫の姿を確認。
夫はしばらく出席者と立ち話をした後、同僚らしき男性4人と結婚式場を出て中野駅へ向かいました。
4人とも黒のフォーマルスーツで、引き出物が入った手提げ袋を持っています。
中野駅に入った4人は中央線東京行き電車に乗りました。
渋谷のコインロッカーに引き出物と上着を入れる
新宿駅で同僚と別れ、一人だけ電車を降りた夫は、足早に山手線ホームへと進んで渋谷・品川方面行き電車に乗りました。
夫はフォーマルスーツの上着を脱ぎ、白ネクタイも外して引き出物の手提げ袋に押し込みました。
渋谷駅で降りた夫は、ハチ公前に出ると渋谷マークシティの歩道橋の下で一旦立ち止まります。
そして、コインロッカーのドアを開けました。
しかし、荷物を入れるのをやめて渋谷駅西口方面へ足早に進みます。
夫は、モアイ像横のコインロッカーのドアを開けると、引き出物と礼服が入った手提げ袋を入れました。
道玄坂で浮気相手と合流しラブホテルに直行する夫
それから夫は、東急の前の横断歩道を渡り道玄坂方面へ小走りに進みます。
そして、「道玄坂センタービル」の前で浮気相手と思しき女性と会いました。
※以下の写真はこの調査で撮影した本物の浮気証拠写真のため、顔が判別できないように画質を落とした上で加工してあります。
浮気相手は、写真に比べて老けた印象でした（妻は友人の女性社員から会社の飲み会で撮った集合写真を入手していた）。
二人は、すぐに道玄坂センタービルの角を曲がってホテル街へ続く坂道を上ると、とあるラブホテル入りました。
部屋を選んだあとフロントで支払いをする夫。
お釣りと部屋の鍵を待つ間、キスをする二人。
会ってすぐにホテルへ直行、部屋に入るのを待ちきれずキス、限られた時間の中で出来るだけ触れ合いたいという夫と浮気相手の心理が伺えます。
部屋のキーを受け取ってエレベーターで部屋へ向かう二人。
約1時間30分後、ホテルを出た夫と浮気相手は道玄坂の台湾料理店へ。
ラブホテルは3時間休憩できるのに、二人は90分しか居ませんでした。
台湾料理店でビールと軽い食事をとった二人は、30分足らずで店を出ました。
手を繋いで道玄坂の方へ進む二人。
そして道玄坂を下りて渋谷駅方面へ向います。
夫は、歩きながら何度も浮気相手の肩や尻を触わっています。
渋谷駅に着くと、夫がモアイ像横のコインロッカーから荷物を取り出しました。
手を繋いで改札へ向かう二人。
二人は南改札を入り、埼京線・湘南新宿ラインのホームに下りました。
電車を待っている間も、二人は何度も抱きついたりキスをしています。
埼京線大宮行き電車が到着すると、夫は女性にキスをしてから乗車。
二人は名残惜しそうに手を振って別れました。
浮気相手の女性は、その後すぐに到着した湘南新宿ライン大磯・横浜方面行き電車に乗りました。
わずかな時間で浮気をした夫
探偵は妻に状況を連絡して調査を終了しました。
本件は浮気相手が夫の部下であり、妻は協力者である女性社員から女性の住所（実家で両親と同居）を入手していたため、女性を尾行しての身元確認の必要ないからです。
妻によれば、このあと夫は23時前に帰宅したそうです。
この日は、部下の結婚披露宴で「残業」「接待」などの、いつもの口実が使えないため早く帰宅したようでした。
浮気相手と会ってすぐにラブホテルに直行し、1時間30分で早々に出てきたのはそのためでした。
さらなる証拠の取得と夫の動きを知るため、浮気調査を追加した妻
前回の調査から2週間後、2回目の浮気調査を実施しました。
すでに「ラブホテルの出入り」、「キス」など浮気の決定的証拠の撮影に成功していますが、依頼人妻はさらなる証拠の撮影を望みました。
それは、証拠が多ければ多いほど調停や裁判で有利になるからです。
また夫が何を考え、どういう動きをしているのかをもっと知りたいという理由もありました。
妻の協力者（夫の同僚で妻の友人）によれば、夫は最近、15～16時に外回りに出たまま直帰することが多いとのこと。
妻は、夫が営業部の管理職で時間に融通がきくため、外の仕事を早く終わらせては毎晩、浮気相手と会っているとにらみました。
一方の浮気相手は一般社員なので、毎日終業は18時でした。
探偵2名は、余裕を見て14時30分から都内にある夫の勤務先大手企業を張り込み。
出入り口は、正面玄関と建物脇にある社員通用口の2箇所。
トイレだけのため？後楽園駅で一時下車した浮気夫
16時20分頃、部下らしき男性と通用口から出て来た夫。
夫はコートを着てバッグを持っています。
2人は、会社近くの巨大なオフィスビルにあるフリースペースへ行きタバコを吸いました。
そこでは、他にも10人ほどの会社員が喫煙しています。
この界隈の会社員の喫煙所になっているようでした。
喫煙を終えて、会社の方へ戻る夫と男性社員。
男性社員は夫に会釈し通用口に入り、夫は一人で最寄駅の方へ進みました。
その後、池袋方面行き電車に乗った夫は後楽園駅で下車すると、改札と連結する駅ビル「メトロM後楽園」に入りました。
そしてエスカレーターで3階に上るとトイレへ。
13分後トイレから出てきた夫は、エスカレーターで2階の後楽園駅改札に戻りました。
そして再び池袋方面行き電車に乗車。
夫が、トイレを我慢できなくて途中下車したのか、気が変わって引き返したのかは不明です。
池袋へ行くも、時間をつぶしたあと再び後楽園駅へ行き浮気相手と合流
夫は、終点の池袋駅で降り西口の「みずほ銀行池袋西口支店」のATMに入りました。
お金を引き出している様子です。
ATMを出た夫は、池袋駅に戻って構内を東口の方へ進みました。
そして「西武百貨店池袋本店（豊島区南池袋）」に入ると、紳士用品のフロアへ行きウィンドウショッピング。
しばらくすると、隣の「池袋パルコ」に移り、さらにウィンドウショッピングを続けました。
夫は、浮気相手に会うまで時間つぶしをしているようです。
このあと池袋で、仕事を終えた浮気相手と合流すると思いましたが、40分近く時間つぶしをした夫は池袋駅に戻って丸ノ内線に乗車しました。
そして、再び後楽園駅で降りた夫は改札で浮気相手と合流しました。
二人は駅を出て5分ほど歩くと、あるマンションの前で立ち止まりました。
二人は建物を見上げたあと、自転車置き場へ行き中をチェックしています。
しばらくすると、そこに営業マン風のスーツ姿の男性が現れ会釈すると、二人をマンションの中へ案内しました。
どうやらその男性は不動産会社の営業マンで、二人はマンションの内見に来たようです。
浮気の拠点・短期賃貸マンションの下見？そして再び池袋
約20分経過
マンションから3人が出て来ました。
営業マンに見送られた夫と女性は後楽園駅の方へ進みます。
二人は駅改札を入り池袋方面行きのホームに着くとベンチに座りました。
ペットボトルを二人で回し飲み。
そして、女性がバックから取り出したパンフレットとA4サイズの紙を二人で見ます。
探偵が二人の前を通り過ぎながらそれをチェックすると、やはり不動産業者のパンフと部屋の間取り図でした。
二人は、浮気の拠点を作るべくこのマンションへの入居を検討している模様。
そのあと、電車に乗って池袋駅で降りた二人は「無印良品池袋西武店」に入りました。
食器コーナーを見たあと2階のインテリアフロアへ行き、ベッドやソファ、時計やカーテンを見る夫と浮気相手。
約30分滞在して「無印良品」を出た二人は、明治通り～東栄会本町通りと歩き「ラーメン二郎池袋東口店」の行列に並びました。
ここは人気店で20人以上の客が並んでいます。
順番を待っている間、女性がふざけながら夫の首や肩を揉んだりしてじゃれていました。
二人は約30分並んでやっと入店しました。
ラーメンを食べた夫と浮気相手は、手を繋いで池袋駅の方へ歩いて行きました。
そして、東口の大きな横断歩道を堂々と信号無視して渡りました。
探偵も、超法規的に信号無視して尾行します。
池袋駅に着いた二人は、軽くキスをして別れました。
調査終了後、ネットで後楽園のマンションを調べると短期賃貸マンションであることが判明しました。
そして三回目の浮気調査
前回の調査から8日後、3回目の調査を実施しました。
依頼人（妻）の協力者女性社員によると、この調査の三日前に浮気相手の女性社員が有給休暇を取ったとのこと。
そして、その日夫は、午後から外回りに出たまま直帰していました。
その日に浮気相手が実家からマンションに引越し、午後から夫が合流したことは容易に想像できました。
既に相手の引っ越しが終わったことを知った妻は、急遽3回目の調査を依頼したのでした。
今度は浮気相手を尾行
協力者の女性社員によれば、この日の夫のスケジュールは17時に取引会社を訪問、打ち合わせ後に直帰。
浮気相手女性の方が先に戻る可能性が高いので、夫ではなく女性を尾行することになりました。
ちなみに夫は、妻に打ち合わせの後、その取引会社の人と飲むので帰りは遅くなると言っていたそうです。
17時30分、探偵二名は勤務先の大手企業で張り込み。
約2時間半 経過
浮気相手女性が通用口を出て最寄地下鉄駅に向かいました。
女性は、池袋方面行き電車に乗り後楽園駅で下車。
やはり、前回確認した短期賃貸マンションに引っ越した模様。
しかし、女性は改札を出るとマンションと反対方向にある、「東京ドームシティーラクーア」のエリアに入りました。
そして、スーパーマーケット「成城石井東京ドームシティラクーア店」に入り買い物を始めました。
女性探偵が店内に入って監視を続け、男性探偵は店の外で張り込みを続行。
浮気の巣・短期賃貸マンションで密会をする夫
女性が店に入ってから6～7分後、店外で張込んでいた探偵が小走りでスーパーに入る夫を発見。
成城石井に入った夫は店内を見回り、浮気相手をみつけて合流しました。
二人は肉や野菜をカゴに入れます。
浮気相手が手料理を作るようです。
買い物を終えた二人は、文京区シビックセンターの脇を通って賃貸マンションの方へ。
マンションに到着すると、女性が集合ポストから郵便物とチラシを取りだし、二人はエレベーターに乗りました。
20分後、探偵からリアルタイム報告を受けた依頼人妻は、わざと用事を作って夫に電話しました。
夫は浮気相手の部屋で妻からの電話を取れないため、マンションの外に出て来て妻に電話をかけ直しています。
探偵はその様子を証拠撮りします。
これは、夫が嘘をついている場面の証拠が欲しかったため、仕掛けた罠でした。
約2時間 経過
夫と浮気相手がマンションを出て後楽園駅へ向かいます。
女性が手料理を振る舞ったあと、不倫行為に及んだことが推測できます。
夫と女性は、後楽園駅の改札で抱き合ってキスをして別れました。
KEN探偵事務所では無料相談を受け付けています。
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