ドラマ、映画、雑誌、ワイドショー、ネットには不倫というワードがあふれています。
自分には関係ないと思っていても、現実にこれだけ世間を賑わせており、実際に「不倫」は社会のいたるところで行われています。
あなたの夫や妻が不倫をする可能性は0ではありませんし、逆にあなたが不倫に走る可能性も0ではないのです。
不倫が増えた理由のひとつに、女性の社会進出が挙げられます。
昔に比べて、職場などさまざまな場所に女性が進出する時代になり、男女が出会う場面が増えました。
また時代の流れによる価値観の変化から、自由な恋愛の在り方が選択できるようになったことも不倫増加要因のひとつでしょう。
不倫と浮気の違い
まず、不倫の定義について確認してみたいと思います。
民法上の不倫の定義は、特定の相手と不貞行為を繰り返すことです。
では、「不倫」と「浮気」にはどのような違いがあるのでしょうか?
主にどちらか一方、または両方既婚者というのが「不倫」
不倫の意味を辞書で引くと次の通り。
~道徳にはずれること。特に、男女関係で人の道に背くこと。また、そのさま~(大辞泉より)
「男女関係で人の道に背くこと」とありますが、ここで言う男女関係とは夫婦という理解が一般的。
つまり「人の道に背く」とは、配偶者以外の異性との恋愛性交渉をさし、これを「不倫」と言います。
また、不倫には次の二つのパターンがあります。
1、既婚者と未婚者が不貞行為を繰り返す。
2、既婚者同士が不貞行為を繰り返す(いわゆるダブル不倫)。
既婚者ではない恋人を裏切る不貞行為は、一般的に不倫と呼ばないことが多いと思います。
「浮気」は既婚者・未婚者どちらでも
一方浮気については、
~配偶者・婚約者などがありながら、他の異性に気がひかれ、関係をもつこと。旅先で浮気する(大辞泉より)
とあります。
浮気はただ単に「多情な人」=「浮気な人」と、軽い意味で使われることもあります。
しかし、一般的に浮気というと男女の関係(同性同士の交際も)の話。
そして、配偶者や恋人がいながら秘密裏に他の異性(同性も)と肉体関係を持つこと言う意味で使われることが大半でしょう。
注目すべきは「配偶者~などがありながら」とあるように、既婚者の不貞行為も含まれていることです。
したがって既婚者の不貞行為は、不倫と呼ばれることもあるし浮気と呼ばれることもあるのが現状。
不倫の実態アンケート
では、実際に世間ではどのくらい「不倫」が行われているのでしょうか?
一つの参考として、日経Woman onlineが女性を対象に行ったアンケートデータがありましたのでそちらを引用します。
Q.あなたは過去・現在不倫をしたことがありますか?
結果
はい58%
いいえ42%
Q.不倫相手はどこで知り合った人ですか?
結果
1位 職場・仕事関係 70.9%
2位 趣味の集まり 10.8%
3位 学生時代の友人 4.4%
4位 ネットの出会い系で知り合って 3.4%
5位 街でナンパされて 1.5%
6位 元カレ 1.0%
以上(nikkei Woman onlineより)
「はい」と答えた女性が半数以上。
実に、二人に一人が不倫経験があるという衝撃的な結果になっています。
不倫はひとりではできないので、当然それだけ相手の男性もいるということです。
50%以上ですから、あなたの夫や妻が隠れて不倫をしていても不思議のない確率です。
不倫相手と出会ったきっかけで圧倒的に多いのが、「職場・仕事関係での不倫」→なんと70.9%!!
続いて「趣味の集まり」や「学生時代の友人」、そして「ネットの出会い系」。
これは、私がこれまで行った数多くの浮気調査・不倫調査対象者の不倫のきっかけと一致します。
探偵の私が見聞きした経験をもとに、パーセンテージの高い「職場・仕事関係での不倫」から、「ネットの出会い系」まで、不倫のきっかけをチェックしたいと思います。
職場・仕事関係での不倫
通常の正社員勤務であれば、朝の9時から夕方の6時まで9時間、残業があれば10時間~11時間と一日中職場に拘束されます。
日中の時間のほとんどを会社で過ごす人にとって、職場の人間関係が親密になるのは自然のこと。
オフィス内だけでなく、休憩時間やお昼のランチ、または夕食も同僚と一緒にとる方も多いのではないでしょうか。
仕事のストレスやプレッシャーを抱えていれば尚更、身近で働いている異性に目を向けてしまうのはある意味自然なことかもしれません。
このような職場不倫でもとくに多いのが、既婚上司と未婚の女性社員との不倫です。
上司に優しくしてもらえると、頼りたくなることが多いようです。
打算で不倫してしまうケース
自然に恋に陥ることもありますが、中には打算的に上司と不倫関係になる人もいます。
上司と不倫関係になることで、部下の女性(男性も)が優遇されることを期待する例は少なくありません。
しかし、もし会社にバレてしまったらどちらか一方が移動、つまり左遷になる危険が常につきまといます。
営業所がかわるだけならまだいいですが、場合によっては会社に居づらくなり辞職することも。
昔流行った、「私はこれで会社を辞めました」というCMのように。
おまけに公の問題になってしまえば、一生不倫した人とレッテルを張られることも。
一時の快楽のために大やけどを負うことになります。
趣味の集まりがきっかけの不倫カップル
テニスやヨガ、フィットネスジム、ゴルフなど体を動かすコミュニティーでも出会いのきっかけはいっぱい潜んでいます。
スポーツ以外でも音楽や文芸関係などさまざまなコミュニティーがあり、平日のアフター5や週末などに通われている方も多いのではないでしょうか。
タイプの異性が、共通の趣味に打ち込んでいる姿は輝いて見えがち。
相手が既婚未婚に関係なく、同じコミュニティーで知り合った異性に惹かれることは多いと思います。
ですが、どこで知り合って恋をしても不倫は不倫。
配偶者を裏切ることに変わりはありません。
学生時代の友人から不倫関係に発展
学生時代の友人と不倫関係に陥ってしまうケースもあります。
そのきっかけで多いのが同窓会。
中には、学生時代恋人同士だった二人が再燃するケースもあります。
数年ぶり、十数年ぶりに再会した二人が懐かしい思い出に浸り、想いを共有することで激しい不倫関係に発展してしまうのです。
不倫関係になるとその相手と密会するために、ありもしない用事をつくるなどして配偶者に嘘をつくことになります。
最初は気づかれなくてもいつかはバレてしまい、大きな代償を払うことになるでしょう。
ネットの出会い系で知り合った不倫カップル
今はネット時代です。
ネットの出会い系やSNSの普及で、簡単に男女が出会う機会は増えました。
そして簡単に出会える分、簡単に不倫に走ってしまう人も増えています。
家庭での不満をネットで知り合った異性と不倫することで解消し、気分転換や現実逃避をしているのは男性だけでなく、女性にも多く見られます。
今の世の中、いたるところで不倫が横行しているといっても過言ではありません。
夫や妻を裏切る不倫は多くの男女が経験しています。
マンネリ化した夫婦生活が続く中で、
・別の異性と刺激的に出会った
・恋愛感情が芽生えた
・昔の恋人に再会し思い出から一気に恋に陥った
・既婚上司が魅力的だった
等さまざまな不倫のきっかけがあります。
なぜ不倫が「悪」なのか
不倫とは、一般的に婚姻関係のある男女のどちらかが配偶者を裏切って、別の異性と性行為を行うこと。
民法の第752条に(同居、協力および扶助の義務)が記されています。
第752条
夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。
夫婦の同居義務、協力義務、扶助義務についての規定である。
このように法律的にも婚姻した夫婦は、「同居する義務」「協力義務」「扶助義務」があり、これを遂行しなければなりません。
この夫婦の義務(第752条)の中には文言としては明記されていませんが、夫婦間の基本的な義務として貞操義務もあると理解されています。
それは(裁判上の離婚)第770条の中で確認することが出来ます。
裁判上の離婚
第770条
1.夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
2.裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
第770条の1の一にあるように、夫婦は不貞行為、つまり不倫をしてはいけないのです。
不倫は個人の問題と考えやすいですが、法律的にも、社会的にも問題があることをよく自覚すべきだと思います。
不倫が原因で孤独になった女性
探偵として、さまざまな不倫トラブルに接します。
その中で「不倫が原因で孤独になった女性」の例を紹介したいと思います。
その女性はお見合い結婚をして、夫と子供の3人暮らしをしている専業主婦でした。
子供が4歳児の時、保育園に預けて正社員として働くことになりました。
独身の上司と不倫関係になり離婚
妻はその職場で上司の独身男性と不倫になり、半年の間夫に隠れて密会していました。
しかし、怪しんだ夫は探偵事務所に依頼して不倫証拠を得ました。
妻を許せなかった夫は離婚調停を申し立て、不倫相手の男性にも慰謝料請求。
その後離婚が成立して、妻と不倫相手は夫に慰謝料を支払うことに。
子供の親権は夫が取り子供を引き取りました。
子供の面倒は夫の両親が見てくれることになりました。
わずか1年で不倫相手と破局
元妻は転職して元上司の不倫相手と同棲生活を送ります。
しかし今まで知らなかった嫌な部分を見て、ケンカが絶えなくなったらしく約1年で破局。
不倫中はお互いを美化できていても、離婚が成立し慰謝料を支払わされたあとの同棲生活において、元妻も不倫相手もお互いに「夢」が冷めたのでしょう。
元夫と復縁を望むも拒絶されて孤独に
その後、元妻は夫に謝罪して子供に会いたい、できれば復縁したいと言ってきたそうです。
このとき元夫にはすでに交際相手がいました。
「その女性と子供の仲も良好だ」と言わ復れ縁を拒否されました。
元夫が拒否するのも当然です。
家族を裏切った元妻。
夫が妻の裏切り行為を、おいそれと許すことが出来なかったでしょう。
結局、元妻は我が子にも会うことも許されずひとりで生きていくことになりました。
このように、不倫をして夫や妻を裏切った人が幸せになったという事例はあまり聞きません。
まとめ
基本的に不倫の結末は幸せとは程遠いもの。
探偵として不倫調査や浮気調査に従事し、色々な不倫カップルを見てきた私はそう思います。
どんなに美化しても不倫はパートナーを裏切っていること、そして相手の家族に損害を与えることには変わりません。
不倫をすればなんらかの形で、その報いを受けることになることがほとんどです。
誘惑に流されずに先を見据えて自分を律することのできる人が、長い目で見れば幸せな人生を過ごしているように思います。
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