高額浮気調査契約を迫る悪徳探偵相談員

前回記事注意！あぶない探偵相談員の続きです。

カウンセリングと称したしつこい営業～1日150万円、1週間で700万円も

依頼人が探偵事務所へカウンセリングに訪れると…。

「あなたも大変ですね、子どもさんもいるのに」（※子どもがいる場合）

「不倫を放っておくと、取り返しがつかなくなりますよ」

「後悔する前に、しっかり調べておいたほうがいいですよ」

など、電話相談時と同じような調子で、依頼人が一言話すたびに営業トークが立て続けに返ってくるといいます。

そして、浮気調査の料金が提示されます。

悪徳探偵事務所によって金額に差はあるものの、とにかく法外な値段が提示されることが多いです。

被害に遭った方々の話では、1日150万円、3日で400万円、1週間で700万円など、法外な金額がよく見受けられます。

「そんなにかかるんですか？」と依頼人が驚くと、相談員はこう答えるそうです。

「だって、一流のプロ調査員が6人（5人や7人の場合もある）で調査するんですよ」

「徒歩、車、バイク、そして最新機器を使って調査するので、それくらいの費用がかかるんです」

「これだけの人数と予算をかけないと、浮気の証拠は取れませんよ」

依頼人が「うちの主人（妻の場合も）は電車通勤なので、車やバイクは必要ないと思います」と言うと…。

「急にタクシーに乗るかもしれないじゃないですか？万一に備えておかないと、証拠が取れないんです。そのために人数が必要なんですよ」

依頼人が「でも、もう少し考えます」と返すと…。

「あなた、本当に真剣なんですか？そんなに悩んでいないんですか？」

依頼人が「そんなことはありません」と答えると…。

「なら、後回しにしないほうがいいですよ。こういうことはすぐに行動したほうがいいんです。先延ばしすると、事態が悪くなって後悔しますよ」

「お金はまた働けば稼げますが、不倫問題は今解決しないと、取り返しのつかないことになりますよ、わかりますか？」

「今しかチャンスがないんです！これはあなた自身の問題なんだから、しっかりしないとダメですよ！」

と、最後には説教のような形で高額な浮気調査を勧められることもあるそうです。

このように、あたかも「あなたのためを思って言っている」という言い回しを駆使し、高額な浮気調査を契約させようとします。

あらゆる手段を使って契約を迫られるため、依頼人も簡単には席を立って帰れません。

説教を聞くうちに、依頼人は次第に…。

「確かに一流のプロが6人で調査すれば、これくらいかかるのかもしれない」

「全国に支社がある大きな会社だし、安心できるかも」

「最新鋭のハイテク機材を使うなら、この金額も仕方ないかも」

と納得してしまうことも少なくありません。

その結果、法外な料金を支払うことができる人は、営業トークを信じて契約してしまいます。

大手を装う悪質探偵事務所の手口

この手の悪質探偵事務所は、派手に広告を打ち、東京圏の本社以外にも形ばかりの支社を多く構えて、大手企業のように装うことが上手です。

こういった仕掛けに騙され、「ここなら高くても信頼できるかもしれない」と考える人が多くいるのです。

お金のためには手段を選ばない、悪徳探偵事務所の相談員

探偵相談員、つまり営業スタッフが必死になる理由は、すべてお金儲けのためです。

多くの場合、彼らはフルコミッション制で、調査契約を取るごとに報酬を得ています。

そのため、相談に来たお客さんに対し、「カウンセリング」と称して強引な営業を仕掛け、一気に契約に持ち込むことが常套手段です。

最初は「1週間で700万円」といった高額な契約を勧め、難しそうなら調査日数を減らして「400万円」「200万円」「150万円」と値段を下げていきます。

中には「しばらくお待ちください」と言って席を外し、戻ってきた時に「上の者に相談したところ、今回は特別にお安くできることになりました」などと値下げしてくる探偵相談員もいます。

また、依頼人が考え込んでいると「安い金額でやる業者は、調査もいい加減ですよ」とけん制します。

確かに、安い金額で依頼を受け、実際には調査をせず報告書をでっちあげる探偵事務所も存在します。

しかし、法外な金額を取っておきながら同様のことを行うのが、こうした大手を装った探偵社なのです。
そのため、よりたちが悪いと言えます。

悪質探偵社の売り上げは営業の腕次第

所長が以前、探偵業界の先輩から聞いた話によると、東京の某悪徳探偵社では、1人当たり月に平均2,000万円もの売り上げをあげているそうです。

営業スタッフが3人いるため、月の売り上げは6,000万円以上にもなります。驚くべき金額です。

やり手の探偵相談員は、年収2,000万円を稼ぐ者もいるそうです。
そのような相談員は、高級ブランドで身を固めていることもあります。

やり手の相談員は契約金額を上げるため、悪知恵を働かせるのが得意です。

例えば、お客さんが大金を出せない場合でも、なんとかして300万円の契約を取ろうとします。

カード払いを勧めるのは序の口。カードが使えないとなれば、本当にそのお客さんがその額を出せないかどうか、様々な手段で探ってきます。

「貯金はありませんか？定期預金を崩すことはできませんか？親御さんやご兄弟に頼ることはできませんか？」

といった具合に、真顔で探りを入れてくる相談員もいるので、要注意です。

探偵事務所を選ぶ際の注意点

探偵事務所に依頼を考えている方は、魅力的な宣伝文句に惑わされないようにしましょう。
甘い営業トークに頼るのではなく、冷静な目でその探偵業者を見極め、慎重に契約してください。

KEN探偵事務所では無料相談を受け付けています。
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